あの日食べたバターライスの不味さを僕達はまだ知らない。(実写版)

We still don't know the distastefulness of the butter rice we ate that day. (live-action version)

2012-01-01から1年間の記事一覧

自民党・民主党大連立のすすめ

政権担当能力のある政党がもう一つ必要 自分は民主党を支持したことは一度もないけど、今回の衆議院選挙の開票速報を見ながら、ちょっとした喪失感を感じた。民主党が分裂したことによって、また政権交代不可能な二大政党制に逆戻りするんじゃないかという感…

財務省の天下り役人がテレビを使って印象操作

NEWS ZEROの村尾キャスターが経済成長率の名目と実質の違いを説明してるんだけど、名目の例が実質0%の場合、つまりインフレしか起こってない状況を例に挙げてるので、名目成長=インフレという誤解を生むような内容になってる。間違いではないけど、意図的な…

ジャズと講談社現代新書

後藤雅洋『ジャズの名演・名盤』 講談社現代新書の『ジャズの名演・名盤』は旧版と新版があって、絶版になってるけど旧版が手に入るなら旧版を薦めたい。この手の本は時間的、ジャンル的にどこかで区切らなきゃいけないわけで、旧版のほうが過不足なくカチッ…

永井路子『炎環』 (文春文庫)

『炎環』は、頼朝挙兵から北条義時が実権を握るまでを描いた歴史小説で、直木賞受賞作。それぞれ別々の人物を主人公にした全四編の連作短編集。それぞれの主人公は以下の通り。 全成(頼朝の異母弟で、義経の同母兄) 梶原景時 保子(北条政子の妹で全成の妻…

バルザック『ツールの司祭・赤い宿屋』(岩波文庫)

『赤い宿屋』は『ゴリオ爺さん』でも話題になるタイユフェル(タイユフェール)の話。『ツールの司祭』はビロトーという司祭が同僚のトルーベールによって安穏とした生活を奪われるという話。自分はダメ人間に肩入れしちゃうタチなので、ビロトーに感情移入…

(旧)漢字が読めない

バルザック『ツールの司祭,赤い宿屋』(岩波文庫) 本屋でちょっと立ち読みしたら意外と読めたので調子に乗って買っちゃったけど、やっぱり読めない。初版は1945年。こういうのを読むと改めて昔は読書はインテリだけのためのものだったんだなと思わされる。鞴…

ABCニュースシャワー

ABCニュースシャワーでアメリカ共和党大統領候補選挙の話題をやってて、その中でDavid-versus-Goliathという表現が出てきた。日本語訳では「巨人への痛烈な一撃」となってた。 http://www.nhk.or.jp/worldwave/abc/popup/abc120209.html キーワードとして取…

芥川賞受賞作をいろいろ読んでみた

去年の暮れから今年にかけて、芥川賞受賞作をいろいろ読んでみた。去年は安岡章太郎とか吉行淳之介あたりを読んだ。今年に入ってから比較的新し目(と言っても『光抱く友よ』は昭和58年受賞だけど)の女性作家を続けて読んだ。多和田葉子も読みたかったけど…