Qello Concerts by Stingrayで「ポール・ロジャース - ライブ・アット・モントルー 1994」を見た。
ブルースをダサいアレンジでカバーしたMuddy Water Bluesを出したあとのライブということで見る前は不安だったけど豪華で楽しいライブだった。
まずニール・ショーンとジェイソン・ボーナムがいるだけで派手なのだけど、そこにブライアン・メイやスティーヴ・ルカサーがゲストとして加わる。 メイはMuddy Water Bluesでも客演したI'm Readyなどを演奏。I'm Readyはかなり不思議な感じで、意外と原曲に忠実なアレンジでありつつ原曲とは似ても似つかない演奏なのだけど、メイのきらびやかなギターが不思議と曲にマッチしていて、意外と悪くない出来になっている。
半分がFreeとBad Companyの曲で、Can't Get Enoughのバックコーラスがやけに生き生きしてるなと思ったらスティーヴ・ルカサーが歌ってるからだった。あいつ歌もうまいんだよな。JouneyとTOTOのギタリストが共演しているのもすごい。
バディ・ガイのLet Me Love You, BabyはJeff Beck Group風(というかそもそもジェフ・ベックのもバディ・ガイのカバーだか何だかわからない感じ)、アルバート・キングのThe Hunterは言うまでもなくフリーのレパートリー、一応ロバート・ジョンソンがオリジナルということになっているCrossroadsはCreamのアレンジで、これはフリーでもやっている(Crossroads - ライヴ - song by Free | Spotify)。
All Right Nowでスティーヴ・ルカサーが一旦はけてブライアン・メイが再登場。ルカサーが再び加わったCrossroadsではメイとルカサーがソロを譲り合う場面がある。
最後はアメリカのブルーズマンをゲストに迎えてのHoochie Coochie Man。ブルースハープを加えた本格的なブルースっぽさと、相変わらず派手に叩きまくるジェイソン・ボーナムを中心とした骨太なロックの要素がいい具合に混ざり合って、ステージの幕を下ろすのにふさわしい演奏になっている。
曲目はDVDのページなどで見られる。
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パーソネルはHMVのサイトなどで。
Live At Montreux 1994 : Paul Rodgers | HMV&BOOKS online - 5034504989771