2か月近く前のことだけど複数のツイートに一気にリアクションが来たことがあって、自分としては珍しいことだったのでまとめておく。
つなげてあるツイートどうすりゃいいんだろ?Togetterだと上のツイートが外してある場合が多い気がする。読めるのだからそれが合理的ではあるけど。*1
右も左も司会者も財政に余裕がないという誤った前提で進む見るに堪えない間抜けな議論 #BSフジ #プライムニュース
— 草☘ (@sonnysharrock) 2016年7月7日
長妻氏が言おうとしたのは安倍政権が株で儲けた分への課税を増やしたって話。リーマンショックへの対応で20%から10%に軽減されてたのを元に戻した。つまりアベノミクスは金持ち優遇というのは嘘っぱちってことだねw #BSフジ #プライムニュース
— 草☘ (@sonnysharrock) 2016年7月7日
上場株式等の譲渡所得等及び配当所得に係る10%軽減税率の特例措置の廃止についてhttps://t.co/xa86CaNKNO
— 草☘ (@sonnysharrock) 2016年7月7日
補足:BSフジの番組「プライムニュース」で自民党の議員(多分元厚労大臣の田村氏だったと思う)がアベノミクスで税収が増えたと発言したのに対して民進党の長妻昭氏が反論したことに対して。
これ書いたアホが雇用に全く関心がないことだけは伝わった。量を軽視することは企業が“人を交換可能なモノのように扱”える状況を維持すること。それでは質も改善しない。完全雇用を目指すアベノミクスが正しい。 / “雇用改善とは 量や数字…” https://t.co/Emn3Cy2xcd
— 草☘ (@sonnysharrock) 2016年7月7日
量じゃなく質こそ重要って言い換えると失業者なんかほっといて賃金上げろってことだよな。格差是正だの安心して働ける環境だのと言ってるけど完全に矛盾してる。
— 草☘ (@sonnysharrock) 2016年7月7日
労働力人口が減って求人倍率が上がっただけって論調が多いけど減ってないんだよな。むしろ微増。2012年12月の時点で6529万人で2016年5月は6620万人。https://t.co/ksfKxfE8zE
— 草☘ (@sonnysharrock) 2016年7月7日
これは求職意欲喪失者が労働市場に戻ってきてるせいで
賃金がなかなか上がらない要因でもある。求職者数減少の要因は労働力人口の減少ではなくて就業者数の増加と見なすのが妥当。職を探してた人が職を得たという単純な話。
— 草☘ (@sonnysharrock) 2016年7月7日
アベノミクスはある程度リベラルな政策だけどリベラル度合いが足りなくてまだまだ改善の余地がある。左派が改憲を阻止したければ右派の安倍政権よりリベラルな政策を提示すればいいだけ。 https://t.co/8K18nT19cd
— 草☘ (@sonnysharrock) 2016年7月7日
たかがその程度のこともできないのに今回だけは投票してくれとかどんだけ甘やかすんだ。サヨクのアホなのは自分たちが何をなすべきかの前に「まず安倍ありき」って思考になってる点。安倍政権のリベラルな面も否定するからリベラルな政策を打ち出せないという機能不全に陥っている。
— 草☘ (@sonnysharrock) 2016年7月7日
安倍政権全否定という自縄自縛から抜け出したほうがいい。
— 草☘ (@sonnysharrock) 2016年7月7日
アベノミクスにまだ不満があるけどマスコミがロクでもない主張ばかりするので擁護ばかりしてる。
— 草☘ (@sonnysharrock) 2016年7月7日
アベノミクスが正しいとも書いてるけど改善の余地があるとも不満があるとも書いてる。ここでついでに自分の考え(と言うほど特殊なものでもオリジナルなものでもないけど)をまとめておきたい。結論から言うとアベノミクスは方向性は正しいけど徹底してないのが問題だと考えている。
まず現状認識について。今の日本経済は雇用の改善と消費不況が同時並行で起こっている。雇用の改善は雇用の最大化を目指す金融緩和の効果、消費不況は緊縮財政、特に消費税増税の影響という以外に説明のしようがないだろう。インフレ率は消費税増税などの物価下落圧力によってインフレ目標に到達してないが、物価上昇を目指す政策が効果を上げたと考えていいだろう。
アベノミクスが明らかにした日本経済の問題点は、日銀が市場にある国債を買い尽くしてもインフレが起こらないほどの緊縮財政を長年続けてきたということだ。今後取るべき政策の一つは国債の増発である。では、国債の増発によって生まれた財源を何に使うか?言うまでもなく消費不況対策として家計支援に使うべきだろう。インフラ投資や防衛費増額なども同時並行で行えばいい。消費税の減税も可能だ。少なくとも消費税増税がことに低所得者層の家計支出に大きな打撃を与えたのだから、それを補って余りあるほどの低所得者対策を実行するべきである。これは日本政府に低所得者対策をする余力があるという話でもあるが、それ以上に低所得者対策が景気浮揚のための必須事項だという主張である。放たれていないとも言われる第二の矢(財政政策)を低所得者対策として放つことによって、アベノミクスが目指すデフレ不況からの脱却は実現するだろう。教育への支援も将来の税収増につながる効率の良い「未来への投資」だ。
また、これはすべての先進国に該当することだが、インフレ目標を3%〜4%程度に引き上げることによって、名目5%程度の成長率を維持し続けることはさほど難しいことではないだろう。日本がそのロールモデルになるべきである。
*1:追記:これを書いた当時は別のツイートにつなげてあるツイートを埋め込むと元のツイートも表示される仕様になっていた。AにつなげてあるBというツイートを埋め込むとBだけではなくAも表示されると言った具合に。それでAもBも埋め込みたいときはAを埋め込まずにBだけを埋め込むというやり方もあったのだけど、仕様が変わってBを埋め込んでもAは表示されないようになったみたいなので、結果的にAもBも埋め込むというやり方をして正解だったみたい。