あの日食べたバターライスの不味さを僕達はまだ知らない。(実写版)

We still don't know the distastefulness of the butter rice we ate that day. (live-action version)

セルフまとめなど

 2か月近く前のことだけど複数のツイートに一気にリアクションが来たことがあって、自分としては珍しいことだったのでまとめておく。
 つなげてあるツイートどうすりゃいいんだろ?Togetterだと上のツイートが外してある場合が多い気がする。読めるのだからそれが合理的ではあるけど。*1

補足:BSフジの番組「プライムニュース」で自民党の議員(多分元厚労大臣の田村氏だったと思う)がアベノミクスで税収が増えたと発言したのに対して民進党長妻昭氏が反論したことに対して。

 アベノミクスが正しいとも書いてるけど改善の余地があるとも不満があるとも書いてる。ここでついでに自分の考え(と言うほど特殊なものでもオリジナルなものでもないけど)をまとめておきたい。結論から言うとアベノミクスは方向性は正しいけど徹底してないのが問題だと考えている。
 まず現状認識について。今の日本経済は雇用の改善と消費不況が同時並行で起こっている。雇用の改善は雇用の最大化を目指す金融緩和の効果、消費不況は緊縮財政、特に消費税増税の影響という以外に説明のしようがないだろう。インフレ率は消費税増税などの物価下落圧力によってインフレ目標に到達してないが、物価上昇を目指す政策が効果を上げたと考えていいだろう。
 アベノミクスが明らかにした日本経済の問題点は、日銀が市場にある国債を買い尽くしてもインフレが起こらないほどの緊縮財政を長年続けてきたということだ。今後取るべき政策の一つは国債の増発である。では、国債の増発によって生まれた財源を何に使うか?言うまでもなく消費不況対策として家計支援に使うべきだろう。インフラ投資や防衛費増額なども同時並行で行えばいい。消費税の減税も可能だ。少なくとも消費税増税がことに低所得者層の家計支出に大きな打撃を与えたのだから、それを補って余りあるほどの低所得者対策を実行するべきである。これは日本政府に低所得者対策をする余力があるという話でもあるが、それ以上に低所得者対策が景気浮揚のための必須事項だという主張である。放たれていないとも言われる第二の矢(財政政策)を低所得者対策として放つことによって、アベノミクスが目指すデフレ不況からの脱却は実現するだろう。教育への支援も将来の税収増につながる効率の良い「未来への投資」だ。
 また、これはすべての先進国に該当することだが、インフレ目標を3%〜4%程度に引き上げることによって、名目5%程度の成長率を維持し続けることはさほど難しいことではないだろう。日本がそのロールモデルになるべきである。

*1:追記:これを書いた当時は別のツイートにつなげてあるツイートを埋め込むと元のツイートも表示される仕様になっていた。AにつなげてあるBというツイートを埋め込むとBだけではなくAも表示されると言った具合に。それでAもBも埋め込みたいときはAを埋め込まずにBだけを埋め込むというやり方もあったのだけど、仕様が変わってBを埋め込んでもAは表示されないようになったみたいなので、結果的にAもBも埋め込むというやり方をして正解だったみたい。