あの日食べたバターライスの不味さを僕達はまだ知らない。(実写版)

We still don't know the distastefulness of the butter rice we ate that day. (live-action version)

アサヒノミクス三本の矢

 朝日新聞高橋純子氏が昨年書いた『「だまってトイレをつまらせろ」 あなたならどうする』と題された政治コラムに対するデイリー新潮の批判記事を読んでいたら、当該のコラムからの引用部分に気になる記述があったので引用する。有料記事なので一部しか読めないけど元記事の魚拓を一応。

(2014年の)解散・総選挙。安倍晋三首相は言った。「この道しかない」。為政者に「この道しかない」なんて言われるのはイヤだ

 安倍首相が言った「この道しかない」というのは、2014年の総選挙における自民党のスローガン「景気回復、この道しかない」を指しているのだろう。つまり「この道」というのは安倍政権の経済政策、アベノミクスを指している。
 言うまでもなくアベノミクスとは金融政策、財政政策、成長戦略の3つを指す。できることは何でもやるというのがアベノミクスだ。それに対して『「この道しかない」なんて言われるのはイヤだ』というのはどういうことなのかと瞬時には理解できなかったが、確かに朝日新聞はこれらの政策全てに否定的な論陣を張っており、当時政治部次長だった高橋純子氏が『「この道しかない」なんて言われるのはイヤだ』と書いたのは、経済政策に対する朝日新聞のスタンスを表明していると言っていいだろう。
 そこで朝日新聞の経済政策に対する主張をアサヒノミクスと名付けたい。
 アサヒノミクスは以下の三本の矢からなる。

1.失業者を見殺しにする金融引き締め
2.庶民から政府への所得移転を促す緊縮財政
3.既得権益を保護する岩盤規制死守

 できることがあってもやらない、救える命があっても救わないというのがアサヒノミクスの基本スタンスだ。庶民の苦しみに寄り添わない、むしろ庶民を苦しめることにいそしむリベラル左派にどんな存在意義があるのだろうか。