あの日食べたバターライスの不味さを僕達はまだ知らない。(実写版)

We still don't know the distastefulness of the butter rice we ate that day. (live-action version)

レコード・コレクターズ ソウル/ファンクの名曲ベスト100

レコード・コレクターズについて

 レコード・コレクターズ2013年9月号の特集は、2008年3月号のソウル/ファンクベスト100(←こっちはアルバム)に続いてソウル/ファンクの名曲ベスト100。ランキングの元になったのは30人の執筆陣がそれぞれ30曲ずつ選んだもので、それがベスト100のあとに全部載せてある(前回は20人の20枚)。前回のは60〜70年代のアルバムということだけど今回は67年〜79年。年代による区切りはある程度必要だろうし、どこで区切っても何らかの不満は出るのだろうけど、この区切りの影響と思われるところを羅列しておく。
 まず当然のことながらサムクックや初期のレイチャールズは外れる。コロンビア時代のアレサフランクリンも。オーティスレディングは死後発表されたdock of the bayとi've got dreams to rememberが選ばれてる(それにしてもdock of the bayは(ソウルとしては)ないだろうというのとi've got dreams〜は良い選曲)。ウィルソンピケットのin the midnight hourやmustang sallyも外れる。サム&デイブはhold on, i'm comin'が外れる(何でsoul manばかり選ばれてるのか不思議だった)。テンプテーションズのmy girlやsince i lost my babyなんかも外れてるし、フォートップスはほとんど選ばれてない。スモーキーロビンソンはtears of clownだけが選ばれてる。プリンスはよく分からない曲が選ばれてる。ソロモンバークが選ばれてないのも年のせいかな?
 年代の区切りとは別に残念なのは前回に引き続いてグレアムセントラルステイションが選ばれてない事。あとはコモドアーズもなぜか選ばれてない。
 この投票形式にはネガティブな印象しか持ってなかったので、おかしいと思ったところはこの形式のせいかと思ったけど、時代の縛りによるところのほうが大きかったかも知れない。

ベスト30選んでみた

 そんなわけで自分もベスト30曲を選んでみた。レコードコレクターズのルールに従うことには意味を感じないけど敢えて違うルールでやることにも意味があるとは思えないので両論併記にした(67年の縛りは無視して選んで67年以降で選ぶならこの曲というのを下にかっこ書き。79年までの縛りは守った)。あまり聴き込んでないもの、ユーチューブでたまたま見て気に入った程度のものは入れてない。順位は面倒くさそうなのでつけない。一応バランスには気を配ったつもり(特に南部に偏りすぎないように)。一組につき一曲にした。かっこ内の数字はレコードコレクターズでの順位。

sam & dave/hold on, i'm coming
(soul man)(18)
otis clay/pussy footing around
james carr/forgetting you
(stronger than love)
johnnie taylor/who's making love
wilson pickett/in the midnight hour
(night owl)
solomon burke/cry to me
(get out of my life woman)
bobby womack/woman's gotta have it
aretha franklin/(you make me feel like) a natural woman(55)
ann peebles/i can't stand the rain(87)
otis redding/respect
(i've got dreams to remember)(89)
o.v. wright/a nickle and a nail
joe simon/walking down lonely street

war/cisco kid
isley brothers/midnight sky
earth wind & fire/celebrate
sly & the family stone/in time
tower of power/you got to funkifize
graham central station/it's alright
james brown/cold sweat(15)
commodres/i feel sanctified
mandrill/fencewalk

stevie wonder/don't you worry 'bout a thing
curtis mayfield/freddie's dead(8)
marvin gaye/touble man
donny hathaway/hey girl
temptations/my girl
(psychedelic shack)
al green/let's stay together(3)
ebonys/you're the reason why
stylistics/betcha by golly, wow(64)
michael jackson/get on the floor

 やってみてマイナーな所に手を出す前にメジャーどころちゃんと聴かなきゃと反省。具体的にはミーターズ、P-ファンクに、オージェイズ、スピナーズ、デルズなどのヴォーカルグループ。

どうでもいい、そして分かりにくい解説(言い訳)

 67年以降の曲も選ぶことにしたせいで、結局67年以降で選ぶ曲がなさそうなグループが外れて、中途半端に67年以降に縛られることになってしまった。67年以降の曲は無しなら無しでもいいということにしておけばスモーキーロビンソンやフォートップスを選べたのに。
 あと、一部人を先に選んでから曲を選んだので微妙な感じになってる。言い訳をするときりがないのでこの辺で。ソロモンバークとウィルソンピケットが微妙な選曲になっちゃったけど、それ以前に一組一曲にした時点で名曲ベスト30じゃなくてミュージシャンベスト30になっちゃったところもある。バランスを取ろうとしてエボニーズとスタイリスティックスを入れたけど入れなくて良かったかな。自分としては上記の通り反省点が見つかって収穫はあったのだけど。

追記

 結局サムクックとレイチャールズは外しちゃったんだなっていうのと、ヴォーカルグループはコントローラーズを選ぶべきだった。コントローラーズは南部のグループなのでまた南部に偏っちゃうかなと思って外したけど。

追記2(2015年9月)

 中途半端な感じになっちゃったので選び直したいと前から思ってたけど、改めて見てみるとさほど変えるところもないので、元のリストはそのままで変更とか追加をするならこれって曲を追記することにした。

tower of power/just enough and too much
james brown/soul power
graham central station/release yourself
stevie wonder/sunshine in their eyes
controllers/heaven is only one step away
four tops/baby, i need your loving

 サムクックとレイチャールズは重要な存在だけど自分にとってはこの一曲というのはなかった。スモーキーロビンソン&ザ・ミラクルズも似たような感じでこの一曲というよりこの十数曲全部が重要みたいな感じで一曲だけ抜き出すのは何か違う感じがするので選ばなかった。ダニーハサウェイは入れ替えたいけどまだ新しく選ぶほど聴いてない。
 検索からちょくちょくアクセス来てるっぽいので特に入り口として聴くならこれが良さげって曲に星印をつけることにした。

リスト

 Spotifyのリストを作った。本文と食い違ってるところもあるけど一々書かない。
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