あの日食べたバターライスの不味さを僕達はまだ知らない。(実写版)

We still don't know the distastefulness of the butter rice we ate that day. (live-action version)

1951年のマディ・ウォーターズ

 マディ・ウォーターズはブルースという音楽ジャンルにおいて最も重要なミュージシャンだ。One of the mostではなくMostだと言っていいだろう。二人挙げるならマディとB.B.キングで個人の好みを除けばほぼ異論は出ないのではないだろうか。

 そのマディ・ウォーターズの録音で最も重要なものと言えば1954年のバンド編成のものだろう。マディ自身のボーカル+ギターにギター、ブルースハープ、ピアノ、ベース、ドラムを加えた6人編成のもので、ロックのプロトタイプと言ってもいいものだ。事実上のファーストアルバムである"The Best Of Muddy Waters"(SPで発売済みの音源から選ばれたものなのでベスト)に収められている"Hoochie Coochie Man"など3曲が歴史的には最も重要なものとみなされているように思う。

 歴史的な重要性から離れて個人的な好みで言えば、1951年1月のトリオ編成の録音も甲乙つけがたい。マディにしてはやや洗練されているバンド編成の録音よりもブルース特有の深い情念が表出しているように感じる。

 その1951年1月に録音されたのは以下の4曲。
Long Distance Call
Too Young To Know
Honey Bee
Howlin' Wolf

THE COMPLETE MUDDY WATERS DISCOGRAPHY

Muddy Waters - Honey Bee

Muddy Waters - Too Young To Know