あの日食べたバターライスの不味さを僕達はまだ知らない。(実写版)

We still don't know the distastefulness of the butter rice we ate that day. (live-action version)

中日ドラゴンズ リーグ優勝

10日にリーグ優勝決定。しかし優勝決定の試合中に泣いちゃった監督って過去にいるんだろうか?それ以前にウッズと抱き合ったときにえらい喜んでるなと思った。まぁ確かに実質的には試合が、優勝がほぼ決まったわけだけど。落合監督の涙を見てまず思ったのはそんなに苦しかったのかってことと、もう一つは星野監督だったらありえないだろうなってこと。
99年の優勝の時はヤクルトとの試合中に巨人が負けて優勝が決まってたけど星野監督はニコリともしなかった。負けて優勝じゃ格好悪い、相手がどうあろうと自分たちが勝って優勝を決めるんだってゆう考えだった。で、試合にも勝って胴上げ。
それに対して04年の落合監督は負けて胴上げになったけど、優勝すれば何でも良い、勝っても負けても関係ないって感じだった。もちろん勝って決めるに越したことはないだろうけど。
単純に比較はできないけど落合監督はより現実主義的で実際に起こったこと、実質的なことを重視する所があって、星野監督はより美意識が強くてより形式にこだわる所があるのかな、と思う。

もう一つ、感情表現の仕方で星野−落合比較を。

落合監督があんな風に感情をあらわにしたのは確かに意外だった。だけど過去に感情を全く表に出さなかったかと言うとそうでもない。星野監督は感情を表に出すタイプ、落合監督は出さないタイプってイメージがあるけど一概には言い切れないんじゃないかと思う。

星野監督は確かによく怒ってたけど頭の中は冷静で選手を鼓舞するためのパフォーマンスで怒ってたこともある。本人もそう言ってたけど、実際に見ててそう感じたこともある。それに対して落合監督は怒るときは感情に任せて本当に怒ってたような気がする。あの優勝監督インタビューにしても、確かにファンにとっては感動的な場面なんだけど、ちょっと冷めた目で見るともの凄くブサイクで不恰好。怒るときもなりふり構わずで、これも冷めた目で見ると失笑したくなるくらい。対照的にスタイリッシュな星野監督は審判に抗議する姿も格好良かった。

星野監督は感情的になりやすいのではなく、自分で感情をコントロールできる事がわかってるから敢えて感情を表に出した、落合監督星野監督よりは感情的になりやすいけど、つとめて感情を表に出さないようにしてたのかもと思う。

多分無理だけど星野−落合対談を見てみたいなぁ。