NHK BSプレミアムでベルサイユのばらの放送が始まった。アニメはまだ見たことがないのでどうなるのか知らないけど原作のかなり大雑把な感想を書いておく。
オスカルは近衛兵で王室に対して敬愛の念を持ちつつ、革命勢力にもシンパシーを抱いている。作品自体、王室を悪とせず、それでいながら革命も否定的に描いてはいない。両方悪でいいと思うんだけど。で、国王夫妻が首をちょん切られる前にオスカルが死ぬわけだけど、自分は革命に肯定的なオスカルにかなり不満を抱いてたので、自分が支持した革命の行き着く先をオスカルに見せてほしかった。リアルの人生ならともかく、作中の人物としては国王夫妻の処刑、恐怖政治と突き進むその後の経過を見ずに死んだのは幸せだったんだろうと思う。