あの日食べたバターライスの不味さを僕達はまだ知らない。(実写版)

We still don't know the distastefulness of the butter rice we ate that day. (live-action version)

トランペットのハードバップ クインテットを中心に

 トランペットとハードバップをもっと聴きたいと思ってて、『ジャズの名演・名盤』(後藤雅洋 1990年 講談社現代新書)のトランペットの章に載ってるハードバップ(より)の良さげなアルバムをここにまとめておく。

Kenny Dorham/Jazz Prophets 1956, J.R. Monterose (ts)
Art Farmer/When Farmer Met Gryce 1955, Gigi Gryce (as) YouTube
Clifford Brown/Clifford Brown & Max Roach 1954, Harold Land (ts)
Clifford Brown/Study In Brown 1955, Harold Land (ts)
Lee Morgan/Candy 1958
Freddie Hubbard/Open Sesame 1960, Tina Brooks (ts)

 フレディ・ハバードの項にはティナ・ブルックスの『トゥルー・ブルー』('60)も挙がってる。
 上記のうち、リー・モーガンの『キャンディ』だけがワンホーンカルテットであとはサックス入りのクインテット

グーグルプレイミュージックのリスト。これ他人からはどう見えるんだろう?
https://play.google.com/music/playlist/AMaBXykD4gfQaXc-rC7cRmKIM0naW3BUUEAVdF3X3cVA070WbH9EjxPjEqZ5G265fa-8C67XjBG1pnFzgRmVSdfvHVOcrbGt5A==

 フレディ・ハバードについて3管セクステットの『ハブ・キャップ』('61)も挙げられている。

 トランペット以外の章に載ってるトランペット入りの作品も挙げておく。全部クインテット

Johnny Griffin (ts)/Studio Jazz Party 1960, Dave Burns (tp)
Hank Mobley (ts)/Roll Call 1961, Freddie Hubbard (tp) YouTube
Jackie McLean (as)/Jackie's Pal 1957, Bill Hardman (tp)
Sonny Clark/Cool Struttin' 1958, Jackie McLean (as), Art Farmer (tp)
Art Blakey Quintet/A Night At Birdland Vol.1 1954, Clifford Brown (tp), Lou Donaldson (as)
Art Blakey & The Jazz Messengers/At Cafe Bohemia Vol.1 1955, Kenny Dorham (tp), Hank Mobley (ts)
Art Blakey & The Jazz Messengers/Moanin' 1959, Lee Morgan (tp), Benny Golson (ts)
Art Blakey & The Jazz Messengers/Au Club St. Germain 1958, Lee Morgan (tp), Benny Golson (ts)

 どこまでがハードバップか自分にはよくわからないけど。
 年は基本的には発売年にしたけどライブアルバムは録音年にした。スタジオ録音の年が複数の場合それを全部書き出すことに意味を感じなかったし、最初のほうは発売年と録音年が重なってることが多かったので。ちょっとちぐはぐになったけど妥当だったかなとも思う。

 他に最近聴いたトランペット入りのクインテットではジョー・ヘンダーソンの『ページ・ワン』('63)というアルバムがよかった。こっちもハードバップではないかな。トランペットはケニー・ドーハム。『新 ジャズの名演・名盤』ではジョー・ヘンダーソンが加えられているけど、このアルバムは挙げられていなくて、ウィントン・マルサリスがトランペットを吹いている『ラッシュ・ライフ』('92)というアルバムが挙げられている。

 『ジャズの名演・名盤』については前にも書いたけど少し付け加えたい。自分はこの手の本は主観的であればあるほどいいと思ってるけど、客観的な評価を知りたいと思う人もいるだろう。この本ではマイルス・デイヴィス『カインド・オブ・ブルー』、ジョン・コルトレイン『ア・ラブ・スープリーム』のような人気盤、有名盤を著者の批判的な意見を述べつつ取り上げてるので、主観的でありながら客観性も担保されてると思う。